
第2次世界大戦を舞台に、旧日本軍の零戦やドイツ軍のティーガー戦車などの兵器を擬人化した「鋼の乙女」が活躍する戦略シミュレーションゲーム。本編はアドベンチャーパートとシミュレーションパートの2部構成となっており、日本軍、ドイツ軍、連合軍の3つの戦線で時にコミカル、時にシリアスな戦場ドラマが展開していく。鋼の乙女は、戦闘でダメージを受けると装甲が剥がれて露出度アップ! 随所に萌え要素が満載ながら、300枚以上のマップで戦略性の高い戦いが楽しめる。歴史上の兵器を美少女化するにあたって、『超時空要塞マクロス』の美樹本晴彦氏や『機動戦士Zガンダム』の北爪宏幸氏など、多数の人気イラストレーターがデザインを担当している。
http://dol.dengeki.com/
ほんとにSLG?
(2009-02-01)
たぶん20時間ぐらいやりました。
ゲームの難易度はあってないようなもので、時間をかければ
誰でも必ずクリアできるようになっていると思われます。
キャラクターのレベルを引き継いで何週もプレイできること、
1マップが5~15分ぐらいでクリアできるので、
ちょこちょこやるのには向いているかな。
CGを集めたり、おまけシナリオをプレイするには
何回もプレーしないといけないのでやり込む要素はある。
でも、気づいてしまった点
・一度見た、会話の全スキップが出来ない。
(早送りなら出来るけど、地味に時間掛かる)
・でも、戦闘パートは省略できる。
(この時点でゲームの方向性は決まったも同然)
・ZOCの概念がおかしい。
・攻撃がとにかくはずれやすい。
(命中率80~90%でも実質半々ぐらい)
・あきらかに、COM軍の兵器の出現バランスがおかしい。
(戦車だけとか、爆撃機ばっかりとか)
・キャラクターで名前は違うけど能力がまったく同じのがいる。
(それなら、いらないんじゃない?個人的にはキャラ多すぎだと思う。)
・通常兵器で、名前は違ってもパラが同じだったりする。
・どうでもいいけど、台詞や兵器解説が間違ってたりする。
シナリオは好みによるけど、それなりには楽しめます。
ただ、全体的にやっつけ仕事っぽいうえに、展開が急すぎ...
萌えの要素はともかく、シミュレーションゲームと思って
買わないほうがよいのかも。
割り切れればお手軽でいいです
(2009-01-02)
萌えなのかシミュなのかどっちつかずですが、全クリアするにはそこそこボリュームもあるし、そこそこ面白いので気楽にできる点でよしです。ユニットアイコンはもっときちんと分けてほしいのと進化はもう一声欲しかったです。
予想外の傑作
(2008-12-30)
10年以上前からの大戦略ユーザーでこのゲームが出た時にシステムはおかしくなったのか?
と驚きましたが、実際にやってみると面白い。
・複雑化してしてく大戦略のゲームは時間概念やら索敵、地形の特性など覚えなければならないルールが沢山ありますがこのゲームは説明書を読まずにイキナリ始めても問題なし
・ドット絵のチビキャラ達は可愛いし笑いあり涙あり(チハの話で泣いた)のストーリーも悪くない(基本的に歴史に沿っていますが結構オリジナル展開があります)
・イベントを回収しつつ高い戦闘評価を得ようとした時にやりがいのある戦闘パート
しかし悪い点もあります。
・史実に沿って進む序盤~中盤部分は歴史を知っている人からするとAVGパート間が長くテンポが悪い
・ユニットアイコンが戦闘艦、戦車等の大まかな区分でしか分けられていない
・命中率の概念が従来の10機1ユニット単位の相手に最低でもコレくらいの戦闘結果が得られるだろうという展開が望めず(外れると無傷)、運の要素が強くなっている点
・戦闘パートの結果が総合的には影響しても個々の戦闘後シナリオでは何も変化が無い
最近では公式ファンクラブなどもできたようで上記のような不便さが改善された続編が出るなら是非次もプレイしたいゲームです
なかなか面白い
(2008-12-13)
2次大戦を扱ったゲームは結構やってるので、ちょっとやってみようかな程度で買いましたが、意外と面白かったです。操作は他の大戦系のゲームほど難しくないので手軽にできるのがいいと思います。史実と違う所はありますが、「史実と違う」なんてゲームはいくらでもあるのでたまにはこんなのもありじゃないでしょうか。但し、戦闘に関しては命中率のアンバランスさ、シナリオに関しては会話の長さを改善して欲しいと思ったのでこの評価です。
無茶しやがって......
(2008-12-08)
ゲーム全体としてのバランスは悪くないです。
シミュパートも単純ながら、以外にしっかりしているし、
ADVパートもそこそこニヤつける。
問題は、全体的に「無理してるなぁ」という感じがぬぐえないことでしょうか?
バリバリのシミュ畑の人が、恐る恐る作ったような「手控え」部分が微妙に外れていて冷めてしまう、また、無意識に残った「ハードな」部分でぎょっとする、という感じです。
前者は、マップやユニットのかわいらしいグラフィックへの(無理な)変更と、その結果、ユニットの見分けが付かないこと(双発機のイラストで99艦爆や97艦攻と言われても。艦船も艦種が解らないので強さが解らない)。
これは、シミュゲームである以上、明らかな劣化です。カーソルを合わせて細かい情報を読まないとユニットが解らないでは、可愛い絵面にして敷居を下げたつもりで、実は初心者にとって敷居が上がっているという。
後者は、ADVパートに割と無配慮に入る「二次大戦中の生死感」とお話のギャップです。
誰も死なないで気楽に戦争遊びをしている世界なのか、兵器(鋼鉄乙女)自体の設定ははっちゃけているけど、その他は普通の世界なのか?
このゲームのシナリオは、この立ち位置があやふやで、その結果、お馬鹿なADVパートでもシミュパートの勝ち負け、ユニットの喪失などでも「どう思えば解らない」という大変モヤモヤした「ゲームに入りきれない」思いにとらわれます。
お遊び戦争の世界、もしくは鋼鉄乙女以外はハードな世界、どちらかにキチンと振り切れていれば良かったのですが。